保坂和志作家生活20周年記念祭
《祭》
保坂和志HP設置10周年記念!
保坂和志 作家生活20周年記念!!
がぶんさん、還暦祝 !!!!
■ 日時:2010年6月13日(日)13:00〜16:30
■ 場所:新宿御苑
保坂和志先生!!!(すみません。シャッターチャンスを逃しました。威風堂々! いや〜、ホントは顔を真っ赤にして寝てました。。。)
《感想文:20年はやっぱり長い》
いつもいる新宿だけど、いつもいるビルのなかの新宿と違って、陽がささないビルのなかと違って大空のもとの新宿で、すっごく気持ちよくてすっごく楽しい時間を過ごせました。
なんだかすっごくふしぎな時間で空間で、保坂先生の小説に出てくる蛯乃木さんがいて、しかも小説以上にアクが強くて、イソケンさんのレビューに出てくる相撲通の榎本君がいて、そうそう、榎本君は以前から知っているのだけど、イソケンさんの小説に出てくる登場人物であるかのような榎本君でもある榎本君で、柴崎友香さんがいて、そうそう、それが今日の柴崎さんは作家生活10周年の柴崎さんで、いやそれ以上に《巨木の本》の人で、「これ世界でいちばん高い木。横に写ってるこれが人間。大きいでしょ。これ世界で一番太い木、これ人間。大きいでしょ。これ世界でいちばん、、、」。(いや〜、柴崎さん、みんなそんなに木に興味ないんですけどー、、、)、それでも《巨木本》をみんなに見せて回る柴崎さんで、これは柴崎さんの小説に出てくる女の子で、そうそうもちろん、がぶんさんもいて、がぶんさんはホームページだと志村けんなのだけど、じっさいはダンディなおじさんで、ボードレールに出てくる本物のダンディズムの人で、三浦岳さんがいて、三浦さんは以前から知っている三浦さんなのだけど、実はロシア文学、ペレーヴィンの『チャパーエフと空虚』の翻訳者だと発覚した三浦さんで、昨年、店で福永信フェアをやったとき「店で福永さんと阪根さんとお話ししましたよ」という人がいて、しかも僕が話したことを僕自身は全然覚えていないのだけど、すごくよく覚えていてくださって、そうそう、古谷さんもいて、古谷さんは時間と空間が止まっているような人で、うわさの佐々木中さんがいて、中さんはうわさ×3倍ぐらい人懐っこい人で、古谷さんとは対照的に時空間を絶えずガサガサ揺すっているような人で、ほかにもほかにもほかにも、、、、ああ、御苑の樹はたしかに大きかったなー。
印象的だったのは初めのスピーチ。保坂先生が「5年、10年なんてあっという間だよってよく言うけど、そんなことなくて、すごく長くて、20年というのは、10年と10年で、10年が2回あるということなのだけど、前の10年と後の10年がもう全然違う」と言っていて、イソケンさんが「10年前にホームページを立ち上げたときに、保坂さんがここからプロの作家を生み出したいと言っていたんですよ」と言っていて、そのことを保坂先生は忘れているのだけど、いま自分がプロの作家になっているというふしぎさについて語っていた。
なんだかいろんな人やものが重なり合って渦巻いて、小説とリアルワールドを跨いでつないで超えて、時空を超えて...........
僕の生活に保坂先生が入ってきたのは、保坂先生の作家生活の20年の、前の10年と後の10年のうちの後の10年の、その10年の前の5年と後の5年のうちの後の5年、つまり2005年ぐらいからじゃないかと思う。そのころから日記というかメモ帳をずっと保存していて、それ以前から日記は書いていたのだけど、以前は1冊書いたらすぐに捨てることにしていたのでもう残っていなくて、保存を始めた2005年9月1日から数えて約5年、日記帳が102冊目に入った。
やはり5年というのは相当な長さだと思う。つまり20年はやっぱり長い。
ちなみに記念すべき第1号の第1日目、2005年9月1日の日記にも保坂先生は登場している。
本体価格629円。
どうやら『残響』らしい。
『残響』から一節
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